中1 秋の校外研修
2015.10.31
秋晴れの中、中1校外研修が東京都板橋区にて行われました。
この日の研修は二部構成。
第1部は、映画館の舞台を利用したミニ寄席でした。この日は、東京に4つある落語団体のうちの一つ「落語芸術協会」所属の芸人さんが出演して下さいました。
まずは、寄席の「鳴り物」の紹介からスタート。桂たか治さんの軽妙な太鼓のばちさばきと、松本優子師匠の巧みな三味線は生徒の関心を呼びました。殊に、松本優子師匠は寄席の出囃子のオーソリティであることはもとより、「ミッキーマウスマーチ」や「妖怪ウォッチ」の演奏は驚きました。体験してみたい人はいますか?の呼びかけに、何人もが手を挙げ、3人が舞台に呼ばれました。なかで、古典芸能部で落語を稽古中の「海原亭凌雲」君は、促され、即興で落語も披露。大いに盛り上がりました(写真1)。
続いて、桂たか治さんの古典落語「牛ほめ」は爆笑に次ぐ爆笑。客席から「この人は上手いね」の声がありました。
そして鏡味味千代さんの太神楽はまさに至芸。一同、時に固唾をのんで見守る場面あり、拍手大喝采あり、と大満足の高座でした。ここでは、奇術部の生徒が舞台に上がり、傘回しを上手にきめてくれました(写真2)。こう見ると、中1は芸達者が多いですね。
この日の主任(とり)は、三遊亭遊雀師匠で、新作落語の「動物園」でした。途中、同師より、扇子を使った蕎麦のすすり方の稽古(330人が一斉にするのは壮観!)もあり、なんとも楽しくも稔りある時間を過ごすことができました。皆様有難うございました。殊に、和やかに会を運んでくださいました遊雀師には重ねてお礼申し上げます。
昼食をはさんで第2部は史跡めぐりウォーキング(写真3)。
この映画館の近くには、東京大仏や怪談「乳房榎」で有名な松月院、あるいは赤塚城跡の公園や、区立としては元祖となる板橋区立美術館等々、見どころ沢山の散歩コースとなっています。
アップダウンが激しい、約2時間ほどのコースでゴールは光が丘公園。
基本ルートは守りながらも、各班が思い思いに訪問場所を決めて散策する自由度の多い研修ではありましたが、無事、全参加者がゴールイン。
秋晴れの城北を満喫する一日となりました。